【超簡易日記】YCSJ TOKYO 2024【遊戯王】

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お久しぶりです。

 

最後の更新からかれこれ一年半、OCGの記事に至っては二年以上の時が経っています。

Twitterをご覧になっている方はご存知かと思いますが、この2年間は多忙の一言に尽きる期間でした。

(というか未だに忙しい…)

 

そんな中、先日4/28・4/29に開催されたYCSJ TOKYO 2024に参加してきたので、参加にあたっての準備や対策、その他思い出や感想的なものを語っていきたいと思います。

(あまり作業時間が取れないことや、期間が開いても面白くないことなどから、非常に簡易的な記事になるかと思います)

 

デッキ選択について

 

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初めに今回使用したデッキの構築から紹介します。

 

デッキ選定の理由としては優先度の高いものから以下の通りとなります。

 

○1枚初動の多さ

このデッキは多数の1枚初動を積むことができ、今回の構築では

ダークソード3枚+増援1枚

エンウィッチ3枚

シーホース3枚

ゴブリン1枚

の計11枚が該当し、そこにスリーピィやボーンパーティといった2枚初動も加わります。

今回のようなシングル戦での大会では、手札事故での敗北が最も精神的に厳しいと感じたため、初動の安定しているデッキを選択しました。

(実際に本戦での手札事故は0回、2日目のフェスティバルでも手札事故は2/13と、期待以上の安定感を発揮してくれました。)

ただ、やはり事故が無いわけではないため、せめてワン・フォー・ワンや2枚目以降のゴブリンなどはあっても良いかと思いました。

 

○構築面での負担

直近の日常生活の多忙や、半年近く大会環境から離れていたこともあり、構築の検討やプレイングの練習に使える時間はほとんどありませんでした。

特に昨今の環境は展開系の多い高速環境であり、昨年まで使用していた破械やオルフェゴールなどの、ミッドレンジ寄りで事故のリスクもそれなりにあるデッキを未調整のまま持ち込む勇気はなかったため、大会前日の新弾で登場・強化されるテーマを選定の基準としました。

事前情報から台頭が予想される白き森や悪魔GS(デモンスミス、ユベル、破械など)は他テーマとの複合構築が多く、構築面での選択肢が多すぎるため断念。

また、前環境から続投している天盃龍やスネークアイなどは、勝ち進むほど練度差で不利になると判断しました。

対して、今回使用したメメントはメインデッキの半分以上をテーマカードだけで組むことができ、採用枚数も初動札とそれ以外で明確に分けることができたため、構築面でのスタートラインが非常に低く、残りの時間をプレイングや展開パターンの練習に割くことができました。

 

○誘発への耐性

昨今の環境では誘発の採用枚数は12枚前後となっており、展開系デッキを握る上で無視できない課題となっています。

このデッキの展開はサーチが主体となるため、サーチ先を素引きすることが誘発への回答となる他、ヴェーラーや泡影といった無効系には、ボーンパーティーメメントフュージョンなどで回避できる可能性もあります。

また、テクトリカの着地前にリトルナイトやアポロウーサを立てられるため、先にニビルを撃たせることで安全にテクトリカを着地させることができます。

比較的厳しいのは増Gやドロバですが、手札の組み合わせ次第では対増Gは1〜2ドロー程度に、対ドロバはテクトリカ+クレニアムバーストと、被害を最小限に抑えることもできます。

最も致命的なのはアトラクターで、最終盤面が成立しなくなるどころか使ったリソースが回収できないためデュエル全体に影響します。

今回1枚使用したフラクチャーダンスは上記不利誘発への止まりどころとして、ホーンドラゴンは冥骸融合の墓地効果でフラクチャーダンスをサーチした際に減ったリンク素材の補填として採用しました。

 

○先行での制圧力

天盃龍に限らず、手数が重視される現代遊戯王では、先行側には少なくとも3枚分以上の妨害を構えることが求められています。

対してメメントの先行盤面としては、

エンウィッチ(ダークソード)初動→3素材アポロウーサ+テクトリカ+クレニアムバースト+フラクチャーダンスの9妨害

シーホース初動→リトルナイト+融合テクトリカ+テクトリカ+クレニアムバースト+フラクチャーダンスの8妨害

ゴブリン初動→リトルナイト+テクトリカ+クレニアムバースト+フラクチャーダンスの7妨害

と、十分な量の妨害を構えることができます。

(実際には、妨害の半分以上をクレニアムバーストに依存しているため、羽根帚や超融合などの除去を貰ったり、ラビュリンスや神碑などモンスター効果への依存度が低いデッキと遭遇したりすると、厳しいゲームになると思います)

デッキ構築にあたっては、Twitteryoutubeを参考にしつつ自分で使いやすいようカスタマイズしていました。

(初動札以外の細かい枚数など)

あとはひたすら展開の練習…

 

大会当日

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(初手の内容、試合の詳細部分など曖昧ですが、雰囲気が伝われば幸いです)

 

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1戦目:センチュリオン

✊勝ち→先行

エンウィッチ初動から、うららを素引きシーホースで、増Gを抹殺の指名者で、無限泡影をボーンパーティで貫通し、3アポロウーサ、クレニアムバースト、フラクチャーダンスの9妨害を構えターンを渡します。

相手側は初動を引いておらず、うらら召喚からティフォンが着地しますが、クレニアムの効果無効と攻撃誘導で捌いて決着。

初陣を飾るにふさわしい圧勝でしたが、この試合がきっかけで、

リンク3が不採用のためアクセスの打点が4300までしか伸びない

相手ターンにテクトリカで融合テクトリカを蘇生すると超融合が直撃する

という欠点が発覚し、(前者はともかく)後者への対策のため、2戦目以降はテクトリカの蘇生を渋るようになります。

(蘇生先をエンウィッチにしスリーピィから融合を構える選択肢もありましたが、別途破壊手段が必要となり、当日中のルート整備は不可能だったため断念しました。)

 

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2戦目:白き森トイボックス

✊負け→後攻

相手のアステーリャ+トイボックス初動に対し誘発が無限泡影×2だったため、先行展開を全てスルーしバロネス+マスカレーナ+下級2体の盤面でターンをもらいます。

泡影×2でバロネスとマスカレーナを無力化し、シーホース初動への無限泡影には抹殺の指名者で3枚目の無限泡影を宣言。

そのままテクトリカ+ボーンパーティの貫通5000全体攻撃で決着となりました。

(相手の展開ミスで罠が1枚足りなかったとのことなので、もし最大盤面ならキルには届かなかったかもしれません。)

 

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3戦目:粛声

✊勝ち→先行

ゴブリン初動からヴェーラーと増Gを墓穴と抹殺で弾きリトルナイト+融合テクトリカ+クレニアムの盤面で相手ターンへ。

下準備スタートからローガーディアン着地時のサーチをクレニアムで止めたところで手詰まりとなり返しの総攻撃で決着。

(リリースがニビルだったのはトップだったのでしょう)

 

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4戦目:天盃龍

✊勝ち→先行

ダークソード初動から(スリーピィに幽鬼うさぎを貰いますが無視し)3アポロ+クレニアム+フラクチャーの盤面で相手ターンへ。

強貪+一滴でアポロを無力化されますが、パイドラのサーチをクレニアムで止め、そのまま攻撃強制からのエンドフェイズへ。

ラクチャーでテクトリカを破壊しメメントランでの展開を狙いますが2枚目のうさぎで失敗。

同時に相手の妨害が尽きたためシーホースアドバンス召喚から再展開しテクトリカ+融合テクトリカで決着。

 

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5戦目:天盃龍

✊勝ち→先行

エンウィッチ初動に無限泡影を当てられ、貫通札がなかったためターン終了。

そのままパイドラ召喚から後手ワンキルで決着となりました。

 

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6戦目:天盃龍

✊負け→先行

信じ難いことにエンウィッチ初動にヴェーラーを当てられ貫通札無し。

エンドフェイズにマグナムートからパイドラをサーチされ、そのまま後手ワンキルで決着となりました。

 

最後は悔いの残る結果となりましたが、戦績的には4-2の過去最高記録なので、個人的には満足しております。

そんなこんなで無事(?)にYCSJ本戦は終了し、物販とピザーラを経由して離脱。

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(6戦目の終了時間が16時ごろだったため初日のデュエリストフェスティバルは諦めました)

今回即席で組んだメメントデッキですが、前述の通り1枚初動故の安定感の高さや誘発への対応力など、使っていて非常に満足度の高いデッキでした。

また、構築にもまだ改善の余地がありそうですし、展開パターンにも新しいルートがありそうなので、しばらくこのデッキを使っていこうと思います。

 

2日目:デュエリストフェスティバル

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(もう少しまともな写真を撮っておけばよかったですね)

当日は(若干寝坊しましたが)なんとか無事会場へ。

物販が整理券形式だったため、時間までひたすらデュエルをすることにしました。

OCG部門では2つの形式のイベントが開催されていました。

○8人スイスドロー

8人1組でスイスドローのリーグ戦を行い、3試合行った時点で終了。

全員に参加賞のトーナメントパックと、全勝者には限定のハーフプレイマットが配られます。(3種ランダム)

○デュエルスタジアム

一緒に入場した2名でシングル戦を行います。

A・B・Cの3ランクが存在し、Cランクからスタートして勝てばランクアップ、負ければランクダウン。

参加賞は1試合ごとにトーナメントパックを0〜2パックもらえます。

 

当日はヴァルドラスのプレイマットが欲しかったこともあり、スイスドローを周回しつつ気分転換にスタジアムも回っていました。

スイスドローは景品の存在から勝つ意味が大きく、YCSJ本戦に近いレベルのデュエルとなりましたが、参加者の皆さんの雰囲気は和気藹々としており、終始和やかな雰囲気でした。

逆にスタジアムはレベル帯で色んな目的の方がおり、自分の好きなデッキで勝つまで頑張る方や、ひたすら勝ち続けるためにデュエルし続ける方も居て、様々なタイプのデッキとのゲームが楽しめました。

ちなみに、当日はスタジアム用にデッキを3個持ち込み、ランクによって使い分けてました。

(Aランク→本戦で使用したメメント、Bランク→昨年まで使用していた罪宝オルフェ、Cランク→身内とフリーで遊ぶ用のデッキ)

 

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無関係の昼食(とんかつ定食)

途中に昼食を挟みつつ、3周目のスイスドローが終わったタイミングで受付終了。

同時にYCSJの決勝が開始されます。

現地で観戦していましたが、個人的には決勝にふさわしい熱いデュエルだったと思います。

「初動を引いていない天盃龍」vs「初動しか引いていない粛声」というマッチアップ。

一見粛声側が有利に見えますが、天盃龍は1枚初動からの精度の高い後手ワンキルが持ち味のため、粛声側も一切安心はできません。

ロー→結界や儀式の下準備、強欲で金満な壺などでパーツを集めに行きますが天盃龍側が誘発や除去でこれを妨害、互いに予断を許さない状況が続いていきます。

(その空気が伝わったのか、灰流うららやコズミック・サイクロンがプレイされるたびに会場で拍手が巻き起こっていました)

終結果は伏せますが、生放送のアーカイブ遊戯王OCGの公式チャンネルで公開されていますので、ご覧になっていない方は是非見てみてください。

 

感想

一言で言うなら、世界で一番楽しい空間でした。

一日中デュエルが楽しめるイベント形式。

昨年の3時間待ち待機列が嘘のようにスムーズな物販。

そしてなにより、7千人を超える参加者が、デュエルをするためだけに集まっていたあの環境で遊ぶのがとても楽しかったです。

(心残りがあるとすれば、本戦の2連敗と、ヴァルモニカスリーブが買えなかったことくらいでしょうか…)

また次の機会があれば是非参加したいですし、もしこの記事をご覧いただいている皆さんともデュエルする機会があれば、その時は良いデュエルができればと思います。

 

次回の更新はやはり未定です。

(生活が落ち着く気配が見えない…)

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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