【遊戯王】2022年無課金生活【マスターデュエル】

ご無沙汰しております。

 

お品書き

 

 

今回はマスターデュエルについての話ですが、本題に入る前に…


 

お詫び

f:id:kuramaru128:20221211154538p:image

年内にはOCGに復帰する予定でしたが、2022年12月現在復帰できていません。

理由(というか言い訳)を述べさせていただくと、

○パワーの高い新規テーマが多数登場したことで環境が激変し、手持ちのデッキで戦うことが難しくなった。

○↑に加え、リアルの仕事が若干忙しくなったことで、新しいデッキやメタゲームについて考える時間が取りづらくなった。

マスターデュエルが楽しすぎた。

などが理由となります。

特に3つ目の影響が最も大きく、個人的にTCG最大の負担と感じていた「場所や相手などの対戦環境の用意」という課題を解決してしまったのはとても魅力的でした。

無課金でも遊べてしまうという手軽さもあり、通勤時間中などもひたすら遊んでいました。

そのおかげで紙の方が疎かになっていたのは言うまでもなく、今年のデュエルはYUDT参加や友人と数回フリー対戦した程度でした。

(一応、カード自体は新弾が出るたびに一通り買っていました)

その代わり…というわけではありませんが、今回は備忘録も兼ねて、2022年のプレイ記録を振り返りたいと思います。

具体的には、当時のランクマ環境と、私の使用デッキを月ごとに記載していきます。

前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思います。

 

マスターデュエル無課金生活

1月〜3月

2022年1月19日、事前告知無しでマスターデュエルが突発的にリリースされ、話題を呼びました。

ほぼ1年前のカードプールという比較的新しい環境に加え、≪真竜皇V.F.D.≫や≪十二獣ドランシア≫など、数枚の禁止カードがなぜか使用可能だったため、色んな意味で自由度の高い環境でした。

f:id:kuramaru128:20221214152359j:image

最初期のランクデュエル(以下ランクマ)は群雄割拠となっていましたが、その中でもLL鉄獣戦線、エルドリッチ、ドライトロン、電脳堺などは一歩抜きん出てている印象でした。

f:id:kuramaru128:20221214153338j:image

やはりシングル戦環境ということもあり、展開系や罠ビートなど、先行で高い制圧力を持つデッキが中心の環境だったと感じます。

参考までに、当時の私は使い慣れたデッキである破械や、逆に触れたことのなかったスクラップマシンナーズなどを使用していました。

f:id:kuramaru128:20221215193242j:image


f:id:kuramaru128:20221215193245j:image

 

 

 

4月

4月に入り、デスピアシリーズや≪フルール・ド・バロネス≫といった新規カードが実装されました。

twitter.com

(告知画像がオシャレですね)

しかし当時は、デスピアのパーツはDAMAまでの実装であったことや、安定してバロネスを召喚する方法が少なかったことなどから、ランクマの環境にはほとんど影響を与えませんでした。

また、4月下旬には一切の予告・通知無しでマッチングシステムが改修され、同ランクの相手としかマッチングしなくなります。

より実力の近い相手とマッチングできるようになりましたが、個人的には相手のデッキタイプがパターン化され、ランクマ自体が単調になったと感じました。

 

上記のとおり、ランクマの環境自体には変化がなかったため、使用デッキは前月と同じです。

(強いて言うなら、スピードロイドやシンクロンなどの展開系が若干増えた程度でしょうか)

ただ、個人的には≪時花の賢者フルール・ド・サージュ≫の実装が嬉しいところでした。

f:id:kuramaru128:20221215195634j:image

 

5月

5月に入り、初めてとなるリミットレギュレーションの改訂(以下制限改訂)が実施されました。

ランクマで遭遇率の高いデッキを中心に規制が入り、特に宣告者ドライトロンとエルドリッチからは主要パーツが制限指定されています。

f:id:kuramaru128:20221215203050j:image

しかし、改訂実施日が5/9と中途半端だったため、規制前に上記デッキでランクを上げようとする事例が多発しました。

特に宣告者ドライトロンはゴールド〜プラチナ帯での遭遇率が5割以上にまで上がっており、個人的にはリリース後最悪の環境だったと思います。

(これ以降の制限改訂は、ランクマの更新とほぼ同時に行われています)

 

twitter.com

制限改訂と同時に新パックが実装され、昨年のOCG環境を支配したD-HEROデストロイフェニックスガイ≫をはじめ、相剣やP.U.N.K.など第一線で活躍するカードが多数追加されました。

また、同時にダイヤモンドランクが追加され、5月のランクマは最低でもゴールド5からダイヤ1を駆け抜ける地獄のマラソンと化していました。

肝心のシェアはというと、実装直後で主要パーツが揃い、安定した強さのある相剣はもちろん、デッキ単位でフェニックスガイに回答を持ち、≪天獄の王≫の実装で強化されたエルドリッチや、鉄獣戦線や幻影騎士団といったフェニックスガイを搭載した展開系デッキとの遭遇率が高い印象でした。

そして5月の使用デッキはというと、こちらも使い慣れたフェニックスオルフェで、この頃からランクマではオルフェゴールを主に使用するようになります。

f:id:kuramaru128:20221215200538j:image

 

6月

twitter.com

6月に入り、新たにエクソシスターや代行者が追加されましたが、ランクマの環境は依然変わらず、相剣やフェニックスが中心となっていました。

使用デッキは引き続きオルフェゴールですが、≪水晶機巧-ハリファイバー≫がオルフェゴールの初動になることに気づき(今さら)

f:id:kuramaru128:20221215203144j:image

初の60枚デッキを組むに至ります。

レギュレーション等含め過去のデッキなので解説はしませんが、

○大量の初動札によって事故率が下がっている。

○構築段階での芝刈りケア。

○初動でハリ(水)、キャリアー(光)、スパイダー(地)、アナコンダ(闇)を使用するため、2ターン目以降の≪アクセスコード・トーカー≫が4枚除去になる。

などがお気に入りポイントでした。

 

7月

twitter.com

7月には圧倒的な出張性能を誇る勇者シリーズと、シングル戦最強クラスと名高いふわんだりぃずが実装されます。

どちらも昨年同時期のOCG環境よろしく、ランクマでもトップクラスのシェアを勝ち取りました。

 

そして7月の使用デッキはというと…

f:id:kuramaru128:20221215204344j:image

ただの勇者じゃないか…(呆れ)

当時は色々と疲れていたこともあり、決着までが早く、パフォーマンスも安定していた勇者GSを使用していました。

しかし、この構築は制限改訂を待たずに過去のものとなります。

 

8月(デュエリストカップ)

twitter.com

8月にはOCGでの来日に先駆けてビートルーパーが実装されました。

同時に開催されたデュエリストカップは、初のランキング形式のイベントということもあり、かなり盛り上がっていたように思います。

この時のデュエリストカップでは、≪ガーディアン・キマイラ≫の実装で強化されたパッチワーク型デスピアを使用していました。

f:id:kuramaru128:20221215205536j:image

 

そして肝心のランクマはと言うと…

f:id:kuramaru128:20221215205644j:image

勇者オルフェゴールという謎のデッキ。

素引きしたオルフェゴールやD-HEROを≪運命の旅路≫や≪ジェット・シンクロン≫のコストにできるだけでなく、旅路やグリフォンを複数採用することで初動への転用や除去へのケアとすることができます。

引いて困るカードがバベルとドラコバックしかなく、個人的には今年1番気に入ってるデッキです。

 

ちなみに、このデッキを組むに至った理由ですが…

オルフェゴールの強み

当時流行していたハリラドンなどのGSギミックを差し置いて、オルフェゴールを優先した理由としては、主に以下の2点が大きいと考えています。

1.後続の確保

一般的なハリラドン展開の着地点である超雷サベージは盤面こそ強力ですが、展開後に後続が一切残らないという欠点がありました。

f:id:kuramaru128:20221215211237j:image

一方、オルフェゴールの1枚初動であるバベルフェニックスでは、ほぼ必ず≪星遺物-『星杖』≫を経由するため、墓地にオルフェゴールを残すことができ、確実に後続を確保できます。

f:id:kuramaru128:20221215212733j:image

 

 

2.クリマクスの存在

万能無効効果を持つ≪流離のグリフォンライダー≫ですが、モンスター効果故に≪禁じられた一滴≫や≪無限泡影≫などで回答されるという弱点がありました。

f:id:kuramaru128:20221215213506j:image

一方、ガラテアから構えられる≪オルフェゴール・クリマクス≫は、カウンター罠のため妨害としての質が高く、≪増殖するG≫を受けた際の妥協点としても優秀です。

f:id:kuramaru128:20221215212620j:image

 

その他にも、オルフェゴールが苦手とする≪スキルドレイン≫や≪センサー万別≫といった永続系メタカードに、≪騎竜ドラコバック≫もとい≪アラメシアの儀≫で回答できたのも大きな魅力です。

f:id:kuramaru128:20221220192241j:image

 

 

9月

twitter.com

9月に入り、≪烙印融合≫や≪氷剣竜ミラジェイド≫など、烙印関係の強力なパーツが実装されました。

OCGでの活躍が昨年12月からだったことを考えると、若干早めの実装と言えます。

案の定、ランクマもデスピアをはじめとする烙印関係のデッキがトップシェアとなります。

そして9月の使用デッキですが…

f:id:kuramaru128:20221215214344j:image

やっぱりデスピアじゃないか(呆れ)

ダイヤ3までは8月の勇者オルフェを使っていましたが、デスピアの強化が嬉しかったこともあり、試しに触ってみたところ一瞬でダイヤ1へ←

実装直後ということもあり、メタが確立されていなかったのが大きいと思います。

 

 

 

10月(リンクフェス)

twitter.com

10月に入り、≪海竜神-リバイアサン≫や海晶乙女の新規カードなど、優秀なカードが追加されましたが、やはり特筆すべきは≪ふわんだりぃずと旅じたく≫の実装。

サーチカードの追加により安定性が向上するだけでなく、明確な弱点であった≪エフェクト・ヴェーラー≫や≪無限泡影≫を克服してしまい、トップメタの一角として環境に君臨します。

(ついでに発禁ロンゴミというオモチャも手に入れていたり…)

f:id:kuramaru128:20221216003538j:image

当然、ランクマでは構築段階でふわんだりぃずを意識する必要があり、具体的には≪ふわんだりぃず×えんぺん≫や≪烈風の結界像≫などの置物対策、謎の地図や夢の町からの自ターン展開への対策が課題でした。

f:id:kuramaru128:20221216004259j:image

また、先月から使用していたデスピアに対しても、メタが確立してきた(≪烙印融合≫へのメタの集中や、壊獣や無限泡影などでミラジェイドを処理後ワンキルないし制圧をかける)ことから、何かしらの対応が必要でした。

試行錯誤の結果、完成したのがこちらのデッキ…

f:id:kuramaru128:20221216005056j:image

烙印オルフェゴールです。

直前の規制でハリファイバーが禁止となったため、メインギミックはグレファーやリサイクラーなどの基本的なパーツに絞っています。

ふわんだりぃずメタとして、下級ふわんからの展開を確実に止める≪ドロール&ロックバード≫、謎の地図や夢の町での自ターン展開に置物ごと後出しで回答できる≪禁じられた一滴≫をフル投入。

加えて、≪氷剣竜ミラジェイド≫によってふわんだりぃずには強い圧力をかけ、それ以外のデッキにはバベルやクリマクスなどの多段妨害で対抗しています。

f:id:kuramaru128:20221216010331j:image

(実際は≪ディメンション・アトラクター≫の存在から、完全に有利とはなりませんでしたが…)

 

 

ちなみに、10月に開催された「レギュレーションデュエル リンクReg.」では、ランクマとほぼ同様のランクシステムが導入され、勝率を意識したデッキ選択やプレイングが要求されました。

エクストラデッキに使用できるカードはリンクモンスターのみであったため、当時はリンク召喚を主体としたオルフェゴール、名付けて「平成オルフェ」を使用していました。

f:id:kuramaru128:20221220193803j:image

その名の通り、平成以前の構築にダルクやアクセスといった最新のリンクモンスターを追加しただけですが、4年前の登場時を思い出す古き良きデッキになったと思います。(自画自賛)

また、星杖素引きへの回答として星杖プライムを3積みしていましたが、プライム自体のパワーの高さに加え、手札の星杖を展開札として活用できたため、使用感はかなり良かったです。

 

11月

twitter.com

11月になると、≪軌跡の魔術師≫を中心にペンデュラムテーマの新規カードが登場しました。

加えてスケアクローが≪スケアクロー・ライトハート≫を加えた形で実装され、ほぼフルパワーの状態で参戦しました。

ライトハート入りのスケアクローとは対戦したことがなかったため、妨害の打ちどころが分からず苦労した記憶があります。

 

ランクマでの使用デッキは変わらず烙印オルフェですが、このタイミングで≪オルフェゴール・カノーネ≫の役割に気づき、構築を若干改めています。(今さら)

 

f:id:kuramaru128:20221216010825j:image

カノーネの採用理由については、おまけの項を参照ください(露骨な誘導)

 

 

12月(デュエリストカップ)

twitter.com

12月に入り、神碑やラビュリンス、捕食植物など今年の1月以降にOCG環境でも話題となったテーマが実装されます。

冒頭の理由から今年はあまり紙に触れていなかったこともあり、ほぼ事前知識無しでこれらのテーマと戦うことなったため、特に神碑の変則的な動きに苦戦することになります。

また、(気のせいかもしれませんが)マスターデュエルでの実装を機に、プレイヤー間での神碑に対するメタ戦略の研究が進んだように思います。

同時に、第2回となるデュエリストカップが開催され、案の定神碑との高い遭遇率と向き合うことを余儀なくされました。

そのため予選では、デッキ枚数を増やしやすく、手数も多い60枚幻影オルフェゴールを使用していました。

f:id:kuramaru128:20221221132122j:image

2年前の記事は伏線だったんですね(露骨な宣伝)

kuramaru128.hatenablog.com

 

 

そして、肝心のランクマですが、本記事執筆時点ではまだ終わっていません。

前回のデュエリストカップ開催時も、ランクマを完走したのは最終日なので、今月は間に合うか微妙なところ…

参考までに、現在使用している構築を載せておきます。

f:id:kuramaru128:20221221133011j:image

前回の改訂での≪烈風の結界像≫禁止によりふわんだりぃずの遭遇率が下がったこと、新しく登場した神碑と、その神碑に対抗しやすい展開系との遭遇率が上がったことから、一滴の枠を誘発に差し替えています。

 

オススメのパック・カードの買い方

若干蛇足のような話ですが、約1年間このゲームを無課金で遊んできた経験から、オススメのカードの集め方を紹介したいと思います。

 

必要なカードを把握する

組みたいデッキが決まったら、必要なカードを把握するため、事前にデッキを用意しましょう。

f:id:kuramaru128:20221220210940j:image

構築画面のみであれば、未所持のカードも使用でき、レシピ自体はTwitterや「遊戯王ニューロン」などから参照できるので、とりあえずどのカードが何枚必要なのか分かるようにしておくと、必要なカードを集めやすくなります。

 

 

買わないパックを決める

例えば、鉄獣戦線やエルドリッチ、十二獣などは、テーマ内で必要なURの種類・枚数が少なく、多少CPに余裕があれば一切パックを買わずに揃え切ることも可能です。

(もちろん、その他汎用パーツは別途購入・生成する必要はありますが…)

f:id:kuramaru128:20221220203345j:image

これらのカードは、他のテーマとセットで収録されている場合が多いため、他のテーマを使う予定がない場合、ハズレの多いパックとなってしまいます。

 

逆に、シャドールや烙印、エンディミオンなどは、テーマ内で必要なURが多く、かつ複数積みを要求されることも多いため、カードを集めるハードルは高いと言えます。

f:id:kuramaru128:20221220204651j:image

しかし、言い換えれば引き当てたURカードが無駄になりにくいため、パック単位で見れば当たりの多いパックと見ることもできます。

当たり前の話ですが、ここで注意するべきは、カードは生成するよりパックから引き当てた方がお得ということです。

URカード3枚を分解して欲しいURカード1枚を生成するのと、欲しいURカード1枚をパックから引くのでは、明らかに後者の方がお得です。

これはテーマ単位でも言える話であり、例えば目当てのテーマカードAを3枚、Bを1枚揃えようとした場合、Aを6枚引き当てた後に3枚分解してBを1枚生成するよりも、AとBを3枚ずつ引き当ててB2枚を解体した方が、CPが余るためお得になります。

つまり、事前にパックから引きに行くカードと生成で揃えるカードを決めておき、計画的にパックを購入することが必要だということです。

 

あとがき

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

この記事の趣旨、もとい今までマスターデュエルを無課金で遊んできた理由ですが、「OCGの知識があれば、このゲームは無課金でも遊べるのか」という検証をしたかったからです。

ある程度好きなデッキを組むことができ、無課金でもランクを競ったり、友人・知人とのデュエルを楽しむことができるこのゲームをリリースしてくれたKONAMIには、とても感謝しています。

 

 

そして、今回この記事を作成した理由ですが…

 

課金がしたくなりました。

 

元々課金をしたくなかった訳ではありませんが、上記の検証のため、あえて課金は控えていました。

しかし、1年間というまとまった期間が過ぎたことや、魅力的なデュエルフィールドやカード演出が増えたこと、そして何より、マスターデュエルをリリースしてくれた運営に少しでも還元がしたいと思ったため、課金をしようと思いました。

そのため、検証の区切りとして本記事を作成した次第です。

私事ですが、来年は今年よりも若干忙しくなる見込みです。

しかし、紙の方にも復帰したいと考えておりますので、またどこかのタイミングで大会には出たいと思います。

 

例によって、次回の更新は未定です。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

ご意見、ご感想、ご質問等ございましたら、Twitterまでお願いいたします。

http://twitter.com/Lanti708

 

 

 

おまけ

kuramaru128.hatenablog.com