【遊戯王】堕天使について【デッキ紹介】
お久しぶりです、くらまるです。
ネタも無いし時間も無いので更新が滞ってしまう…
今回は堕天使の紹介です。
(先日ツイッターに上げたものとは構築が若干変わっています)
※2020/4/23追記
ROTDの新規入り構築については、以下の記事を参照してください。
【遊戯王】新規入り堕天使について【デッキ紹介】 - kuramaru128’s diary
メインデッキ
(誘発等の所謂「汎用札」のテキストは割愛します)
モンスター
堕天使ルシフェル
効果モンスター
星11/闇属性/天使族/攻3000/守3000
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの効果モンスターの数まで、手札・デッキから「堕天使」モンスターを特殊召喚する。
(2):自分フィールドに他の「堕天使」モンスターが存在する限り、
相手はこのカードを効果の対象にできない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
フィールドの「堕天使」モンスターの数だけ、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
自分はこの効果で墓地へ送った「堕天使」カードの数×500LP回復する。
このデッキの勝ち筋の一つですが、このカードを入れるか入れないかによってデッキ全体の構築が大きく変わってきます。
勝因にも敗因にもなり得るカードのため、入れる場合はデッキ単位で軸として意識する必要があるでしょう。
今回はこのカードを中心に紹介していきます。
堕天使イシュタム
効果モンスター
星10/闇属性/天使族/攻2500/守2900
自分は「堕天使イシュタム」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、
その(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカードと「堕天使」カード1枚を捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
(2):1000LPを払い、自分の墓地の「堕天使」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その魔法・罠カードの効果を適用する。
その後、墓地のそのカードをデッキに戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
強いカード。
このデッキにおいては単なる手札交換だけでなく、墓地肥やし・除去・壁・アタッカーと、どこにいても仕事ができるマルチプレイヤーです。
それだけに誘発の的になりやすいので、何かしらの回答は常に用意しておきたいところです。
堕天使スペルビア
効果モンスター
星8/闇属性/天使族/攻2900/守2400
(1):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、
「堕天使スペルビア」以外の
自分の墓地の天使族モンスター1体を対象として発動できる。
その天使族モンスターを特殊召喚する。
特殊召喚にもモンスター効果にもターン1が付いてないイケメン。
各種素材としても優秀で、状況次第では高打点のアタッカーとしての運用も可能です。
複数並べる際に目立つ同名カードを釣り上げられないデメリットも、ほかの堕天使を経由する、ルシフェルから直接呼び出す、などプレイングを工夫すれば気になりません。
3枚積み確定というわけではありませんが、各種コストとして墓地に落とせることを考え、今回はフル投入しています。
ただし、他の堕天使以上に誘発に弱く、主流の誘発が全て刺さることは認識しておくべきでしょう。
堕天使テスカトリポカ
効果モンスター
星9/闇属性/天使族/攻2800/守2100
自分は「堕天使テスカトリポカ」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、
その(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「堕天使」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに手札のこのカードを捨てる事ができる。
(2):1000LPを払い、自分の墓地の「堕天使」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その魔法・罠カードの効果を適用する。
その後、墓地のそのカードをデッキに戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
効果処理に横から割り込めるズルいカード。
今回はルシフェルの絡む一連の流れをうさぎから守るために投入しています。
ステータスも優秀で、場合によっては失楽の堕天使(後述)から直接アドバンス召喚し、アタッカーとして使用することもできます。
ルシフェルから呼び出すことも考えて複数積みたいカードですが、スペルビア以上に事故要因となりやすく、枠の都合もあり今回は1枚としています。
その他のモンスター
トリックスター・ヒヨス
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 100/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「トリックスター」リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
メインデッキの枠を食わずに、1枚で失楽の堕天使を作ることができ、初動札として非常に優秀です。
後述するライトステージのセットカード封印効果も合わせて、先行はもちろん、後攻でもスムーズに初動となることができるため、ライトステージと合わせて複数積んでおきたいカードです。
トリックスター・キャロベイン
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻2000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスターが、
存在しない場合または「トリックスター」モンスターのみの場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分の「トリックスター」モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、その元々の攻撃力分アップする
サーチできるフォトスラ。
今回の構築ではヒヨスとルシフェルが召喚権を食い合うので、後攻時の失楽の素材兼ルシフェルのリリースとして1枚使用しています。
(トロイメア・ゴブリン現役時代はヒヨスからルシフェルまでアクセスできたんですけどね…)
幻創龍ファンタズメイ
強いカード。
堕天使は初動に必要なパーツが多いため、パーツや他の誘発を探しながら引いてしまったルシフェルやトリックスターをデッキに戻すのが主な役割となります。
加えて、闇の誘惑を堕天使と共有できるため、見た目以上に扱いやすいカードです。
ただし、先行で置いてしまうとキャロベインを特殊召喚できなくなってしまうことは覚えておきましょう。
増殖するG
強いカード。
返しで使う回答を引き込む、イシュタムが踏むはずだった墓穴を先に踏ませるなど、どんな投げ方をしても強いカードです。
灰流うらら
強いカード。
若干蛇足のような話ですが、このデッキにおいては増Gを止められるというだけでかなり評価の高いカードと言えます。
(ルシフェルならともかく、初動がヒヨスとイシュタムだけではライフに届かないので…)
魔法
堕天使の追放
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「堕天使の追放」以外の「堕天使」カード1枚を手札に加える。
強いカード。
一般的なサーチカード以上にデッキ内での役割が非常に強く、このカードを引けるか否かで試合の流れが大きく変わってきます。
1ターンに1度しか発動できない弱みよりも、各種コストとして墓地に送り再利用できる強みの方が大きいため、特別な理由がない限りは3枚必須と言えるでしょう。
(特別な理由がどんな理由かは知りません←)
堕天使の戒壇
通常魔法
「堕天使の戒壇」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「堕天使」モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する
対象を取らない蘇生とかいうインチキカードでしたが、昨今の環境ではそんなに珍しくもなくなってきましたね。
堕天使の初動は蘇生が基本…というより、このカードから動くのが一番アドバンテージにつながりやすいため、試合中はこのカードを探しながらドロソを回すこともしばしばあります。
というかまともな蘇生札が少ない…
その他の魔法
トリックスター・ライトステージ
フィールド魔法
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「トリックスター」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、相手の魔法&罠ゾーンにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
セットされたそのカードはエンドフェイズまで発動できず、
相手はエンドフェイズにそのカードを発動するか、墓地へ送らなければならない。
(3):自分フィールドの「トリックスター」モンスターが戦闘・効果で相手にダメージを与える度に、
相手に200ダメージを与える。
実質的に除去とサーチを兼ねる明らかなパワーカードであり、特に後攻ではキャロベインをサーチしながらセットカードを無力化することで、比較的安全にルシフェルを通すことができます。
なんで規制されないんだろう…
テラ・フォーミング
4枚目のステージ。
闇の誘惑
イシュタム、スペルビア、追放、戒壇と引きたいパーツが多いので投入。
他のドローソースに比べ、うららに対して強気で使用できるのも魅力の一つです。
ただし、サンドラやkozmoと異なり、除外したカードの再利用は不可能なので注意が必要です。
枚数については個人の好みになりますが、今回は余ったファンタズメイの処理のため3枚積んでいます。
墓穴の指名者
強いカード。
前述のとおり、動きの中で刺さる誘発が非常に多いので、できる限り積んでおきたいカードです。
死者蘇生
4枚目の戒壇。
単純な用途の広さに加え、墓地のスペルビアを攻撃表示で蘇生できるという強みもあり、非常に使いやすいカードです。
ハーピィの羽根箒
強いカード。
魔鍾洞や大捕り物など、最近よく見る面倒なカードをまとめて吹き飛ばせるため、あって困るカードではありません。
環境を見ながら適宜サイドと入れ替えましょう。
罠
※堕天使の罠については種類・枚数共に意見の分かれるところであり、多すぎると初動に支障をきたし、逆に少なすぎると盤面の強度や返し性能が低下します。
自分自身、罠については納得のいかない部分も多いので、今回は簡単に説明します。
魅惑の堕天使
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「堕天使」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、エンドフェイズまでコントロールを得る。
対象を取らないコントロール奪取という精度の高い除去ですが、発動時のコスト要求に加え、エンドフェイズまでという見た目ほど軽くない欠点(?)が目立ちます。
一応ルシフェル召喚時の頭数を増やせると見ることもできますが、その点も踏まえて非常にシビアな発動タイミングの見極めが必要です。
自分のターンに使用できればそのままキルまで持っていけるかもしれませんが、流石にロマンでしょうね…
背徳の堕天使
通常罠
「背徳の堕天使」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「堕天使」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
効果自体は対象を取らないサンダーブレイクという使いやすい性能ですが、破壊耐性持ちの目立つ昨今の環境では向かい風と言えます。
しかし、メタビートやペンデュラム系のどかしたい魔法・罠が多い相手ではこちらの方が有効なことも多く、そのバランス調整の難しさは議論の分かれるところです。
その他、採用候補だったカード
(テキストは割愛します)
堕天使マスティマ
自身+手札コスト2枚の計3枚と、手札要求量が多すぎるためボツに。
ルシフェルから呼び出すカード兼初動の保険として1枚刺してもいいかもしれません。
堕天使ユコバック
デッキの追放に直接アクセスできる数少ないカード。
アド損が確定する副葬と異なり、場に残って素材となれる上に特殊召喚の回数制限もないため、ヒヨスが引けなかった時の召喚権の使い道として有用なカードです。
堕天使ゼラート
3種類の手札交換に対応し、サンダーボルトを内蔵している上に召喚・効果共に回数制限が無い、ぱっと見壊れカード。
しかし、このカード自体は初動にほとんど貢献せず、いざ場に出た時も手札コストが残ってないことも多々あったため、今回はボツに。
虚無魔人
どうやって使うのこれ←
先行で確実に立てるルートも、後攻時のプランも見えなかったので、今回は見送りました。
大天使クリスティア
虚無魔人と並び有名な特殊召喚メタ。
失楽の登場でアドバンス召還・墓地調整共に格段に取り回しが良くなりました。
ただし、前述の虚無魔人と同じく確実なサーチ手段が無いため、今回は不採用。
自身の特殊召喚・サルベージ・特殊召喚封殺と、単体の性能は非常に高いので、特化構築にして煮詰めればかなりの活躍が見込めると思います。
トレード・イン
墓地アドが取れるという点では闇の誘惑に勝りますが、対応するコストの少なさ、引きすぎによる事故などを考慮した結果ボツになりました。
星遺物を継ぐ者
5枚目以降の戒壇。
類似する蘇生カードの中では比較的扱いやすいカードですが、枠の都合で見送りました。
ソウル・チャージ
スカルデッドやアポロウーサなど、先行で引き当てればやりたい放題ですが、後攻ではルシフェルからの展開を狙う都合上そこまでの活躍は見込めないため、今回はサイド行きに。
エクストラ・サイドについて
エクストラデッキ
(説明が重複する部分が多いため、適宜省略します)
ランク8
スペルビア2体から呼び出します。
ルシフェルからリクルートする、戒壇からイシュタムを経由して2体蘇生するなど、スペルビアが2体並ぶ場面は少なくないので、ある程度種類は揃えておきたいところです。
No.68 魔天牢サンダルフォン
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/岩石族/攻2100/守2700
レベル8モンスター×2
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
お互いの墓地のモンスターの数×100アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手ターン終了時まで、このカードは効果では破壊されず、
お互いに墓地のモンスターを特殊召喚できない。
自由枠
立てるタイミングによっては自分の首を締めかねないですが、墓地を多用する相手にはかなり有効な上、終盤では破壊耐性持ちの高打点としての運用も可能です。
ルシフェルの効果で揃えたスペルビアを素材にサンダルフォンを立てるという熱いリスペクト()
???「極彩羽の力を今…!」
宵星の機神ディンギルス
強いカード。
ルシフェルは通ったがライフに届かない場合に破壊耐性付与で盤面を固めることができます。
除去効果も非常に優秀で、そのままフィニッシャーになることもしばしば←
No.90 銀河眼の光子卿
No.30 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー
No.90 銀河眼の光子卿
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/戦士族/攻2500/守3000
レベル8モンスター×2
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「フォトン」カードをX素材としているこのカードは効果では破壊されない。
(2):相手モンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その効果を無効にする。
取り除いたX素材が「ギャラクシー」カードだった場合、さらにそのカードを破壊する。
(3):相手ターンに発動できる。
デッキから「フォトン」カードまたは「ギャラクシー」カード1枚を選び、
手札に加えるか、このカードの下に重ねてX素材とする
置物シリーズ。
盤面を返した後に蓋をするために置きます。
それぞれモンスター効果・魔法を止められるだけでなく、光子卿は先に置いて攻撃後にヴァレルソードで寝かせる、タイタニックは失楽を攻撃から守る、といった固有効果の活用法もあります。
銀河眼の光子竜
ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン
銀河眼の光子刃竜
相手のカードを除却しながら自己再生持ちの高打点として使用します。
時には素材を使い切った光子卿に重ねることも。
リンクモンスター
トリックスター・ブルム
ヒヨスを失楽に変身させるためだけのカード。
効果を使うことはまず無いでしょう←
枚数についても、ヒヨスの枚数分積む必要はなく、大体1〜2枚程度あれば十分ですが、後述するフォクシーウィッチを刺す場合は2枚以上積んでおきたいですね。
失楽の堕天使
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/天使族/攻1600
【リンクマーカー:左下/右下】
天使族モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分がモンスター2体のリリースを必要とする天使族モンスターのアドバンス召喚をする場合、
モンスター2体をリリースせずに自分の墓地からモンスター2体を除外してアドバンス召喚できる。
(2):手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「堕天使」モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
(3):自分エンドフェイズに発動する。
自分はフィールドの天使族モンスターの数×500LP回復する。
このデッキのキーカード。
手札1枚をイシュタムに変換できるだけでも事故率の改善には十分な効力を発揮しており、このカードを置くことでルシフェルの通りやすさが格段に向上します。
高リンクへの繋ぎとしても優秀で、後述のトゥリスバエナやヴァレル系リンクへのアクセスにも大きく貢献しています。
ライフ回復はエンドフェイズと遅いですが、自身が堕天使罠のコストになれることも考慮すると、そこまで厳しい欠点でもないでしょう。
トポロジック・トゥリスバエナ
主にルシフェルから展開した後、相手の魔法罠ゾーンを掃除するために使用します。
トリガーには余ったスペルビアを充てることになりますが、別途蘇生カードが必要になるため、初動札次第では狙えないこともあるのは認識しておきたいです。
混沌の戦士 カオス・ソルジャー
リンク・効果モンスター
リンク3/地属性/戦士族/攻3000
【リンクマーカー:左下/上/右下】
カード名が異なるモンスター3体
(1):レベル7以上のモンスターを素材としてリンク召喚したこのカードは
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードの攻撃力は1500アップする。
●このカードは次の自分ターンのバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
●フィールドのカード1枚を選んで除外する。
耐性持ち高打点枠。
基本的には
1 スペルビア+ヒヨスブルム
2 失楽+スペルビア+イシュタム
3 ルシフェルで並べた堕天使
のいずれかで作ることになります。
3つの効果はいずれも優秀で、素材に堕天使を使用する関係上、耐性も確実に得ることができるため、堕天使に不足しがちな耐性と打点を用意することができます。
デコード・トーカー
先行展開の妥協案。
このデッキは構築の関係上、制圧札を構えることが不可能なため、代わりに除去を数回当ててその場をしのぐケースが発生します。
その際の盤面の強度を高めるために置くことになります。
具体的な目指す盤面としては、デコード+イシュタム+スペルビア+魅惑(背徳)となり、相手ターンに罠を2連打しながら時間を稼ぐ流れとなります。
ヴァレルロード・ドラゴン
強いカード。
対象を取らないコントロール奪取というインチキ除去、モンスター主体の現環境でそこそこ通用する対象耐性、チェーン不可のデバフによる実質3500打点と、どこを取っても隙のない性能に仕上がっているカードです。
ヴァレルソード・ドラゴン
強いカード。
もはや殺傷力の高さは言うに及ばず、このデッキでも
ルシフェルで素材を並べワンキルを狙う
スペルビア+失楽+サーチした堕天使で瀕死の相手にとどめを刺す
といった動きを狙うことができ、堕天使に足りない火力を補ってくれます。
その他、採用候補だったカード
神竜騎士フェルグラント
光波竜の効果を使ったターンに殴れるカード。
単体での性能も高く使いやすいカードですが、必要なカードの多さ、他のランク8との競合、3000にギリギリ届かない打点、などの課題がありボツに。
超弩級砲塔列車グスタフ・マックス
というかランク10全般。
イシュタム×2で出せないこともないですが、2体同時に並ぶのが失楽で直接アドバンス召喚した時のみと、状況が局所的すぎたため見送り。
トロイメアシリーズ
言わずと知れた汎用リンク。
このデッキでも欲しくなる場面は多いですが、初動に手札が必要になる堕天使にとって除去のための手札コストは重く、天使族2体では失楽を優先したいこともあったので諦めました。
枠があるのなら1〜2枚は入れておくと便利かもしれません。
トリックスター・フォクシーウィッチ
瀕死の相手にとどめを刺すカード。
特殊召喚時の効果に加え、ブルムが余っていれば、自爆特攻から追加バーンが狙えます。
こちらも枠があれば入れておくと面白いですね。
I:Pマスカレーナ
双穹の騎士アストラム
デッキを組んだ6月時点では未発売でした←
前述の先行妥協展開や、ルシフェルがライフに届かなかった場合など、とりあえずで出しておける耐性持ち高打点として使用できます。
(入れ替える候補としてはサンダルフォンや光波竜、デコードあたりですかね…)
サイドデッキ
改良の余地が多すぎるため手短に解説します。
多次元壊獣ラディアン
闇の誘惑に対応している壊獣。
ルシフェル召喚時の頭数を維持しつつ、超雷龍やサベージなどの厄介なメタカードをどかすのに使います。
D.D.クロウ
エフェクト・ヴェーラー
幽鬼うさぎ
2戦目以降、大量の誘発が飛んでくることが予想される場合、抹殺の指名者で宣言するために適宜投入します。
(ほんとは無限泡影も入れたかった…)
堕天使テスカトリポカ
誘発やサイドのメタが刺さらない相手に対してゴリ押しする際に投入します。
ルシフェルから呼び出したい場面も多いため、できればメインに積みたいカードです。
ソウル・チャージ
前述の通り、先行時と後攻時の振れ幅が大きいため、確実に先行を取れる2戦目以降に使用します。
抹殺の指名者
有名な誘発メタ。
単純に誘発を止めるだけでなく、後攻時にイシュタムが墓穴をもらった際のケアにも使用できます。
ただし非常に枠を食うので、いっそのこと諦めるのも手かもしれません。
サイクロン
誰でも知ってる除去の最古参。
派生カードと比べ、ライフ・手札コストがいらず、破壊する魔法・罠の状態も問わない便利なカードです。
特に永続系カードに強いのは○
砂塵の大嵐
メタビートの後ろを剥がすカード。
罠故のタイムラグがあるので、気持ちとしては長期戦を見据えた採用となっています。
基本的な戦術
まずはイシュタムとスペルビアを墓地に揃え、蘇生札からフィールドに並べることを目指します。
これは所謂上振れの動きですが、逆にこれ以外の初動では必ずアド損となるため、今の環境ではそのまま物量差で押し切られてしまいます。(先行で特殊召喚メタを置くタイプなら別ですが)
必要パーツは多く見えますが、途中に追放や失楽などのサーチを挟むことができるため、難易度自体は見た目ほど高くありません。
展開後は罠、エクシーズ、リンクなどを状況を見ながら活用していきます。
一度パーツを揃えてしまえば、蘇生札1枚から何度でも展開できるため、ライフにさえ気をつければ粘り強く戦うことも可能です。
堕天使ルシフェルについて
ルシフェルはその性質上、先行ではまず役に立たないカードであり、基本的には後攻でのアドバンス召喚を目指します。
よって、召喚権を残す必要がある→失楽のサーチを通さずにイシュタムを握る必要があるので、(後攻ドローや像Gズメイのドローを含めても)効果を通すのは比較的難しいと言えます。
また、ルシフェルは展開の都合上、罠以上に引くと困るカードです。
具体的な流れとして、イシュタムやスペルビア、キャロベインなどから失楽の堕天使を召喚し、効果でルシフェルをサーチした後そのままアドバンス召喚を狙います。
そのため、後からサーチできるルシフェルを素引きすること自体が展開の妨げとなるので、先行はもちろん後攻でも絶対に引きたくないカードと言えるでしょう。
ルシフェルの効果が通ってしまえば、そのままキルまで向かうことができ、倒しきれなくても罠やランク8を構えることで反撃にも対応できます。
言うなればルシフェルは、狙う価値のある「現実的なロマン」なので、興味のある方は試してみてください←
あとがき
更新までかなり間が空いたにもかかわらず、このような長文&駄文をお読みいただき、ありがとうございます。
今回デッキ紹介に至ったのは、見栄えと実力を兼ね備えた堕天使を組もうと試行錯誤し始めたのがキッカケです。
一般的に堕天使は、「デュエル動画や架空デュエルでたまに見るとカッコいいのに、実際はパッとしない…」などの評価が見られる…というか、私自身そう思っていました。
しかし、パッとしない原因である事故率や自由度は、構築次第である程度改善することができ、結果的に納得のいくレシピに仕上がったと思っています。
堕天使は考えるほど奥が深い魅力的なテーマなので、この記事が他の堕天使ユーザーの助けになれば幸いです。
(これはただの作文なのでは?)
今回紹介したもの意外にも、様々なデッキタイプがあるので、興味のある方は試してみてください(宣伝)
次回の更新は未定ですが、おそらくデッキ紹介です。
だれか簡単な記事の書き方を教えてください←
(特に画像を並べるのに手間取ってます…)
スペシャルサンクス
※もし、万が一の場合ですが、ご質問がある方はこちらhttp://twitter.com/Lanti708にコメントしていただけると届きやすいかと思います。
(この記事にコメントを頂いても気づかない可能性があります←)
10/20 文章を所々修正しました